2021年2月16日火曜日

ヘブライ語のアルファベット

 ヘブライ語のアルファベット

最終更新日:2021年2月17日



ヘブライ語のアルファベット; アレフヴェート


ヘブライ語でアルファベットのことをアレフヴェートといいます。

アレフヴェートは22文字あり、すべて子音文字です。
下にまとめています。


さて、ヘブライ語のアルファベットには注意点が何点かあります。
表をまず見る前に少しチェックしていきましょう。


1. 発音が変わる文字(ダゲッシュ)

ヘブライ語のアルファベットは22文字ですが、表の「変形」の欄に書かれている
4つの文字は ・(ダゲッシュ)がつくことで発音が変化します。


ב (ヴェート) ⇒ בּ (ベート)

כ (ハフ) ⇒ כּ(カフ)

פ (フェー)⇒ פּ(ペー)

ש(シン)⇒ שׂ(スィン)


2. 語末の変化形(ソフィート)

表の語末型(ソフィート)という欄に表示されている文字は、
ソフィートと呼ばれ、単語の最後になると文字が変形します。

כ(カフ)⇒ ך(カフソフィート)



文字の形は変わりますが、発音は変わりません。
このようなルールはアラビア語にもあり、とても似ていますね。


基本形読み方変形語末(ソフィート)
אアレフ
בヴェート[ベート] בּ
גギメル
דダレット
הヘイ
וヴァヴ
זザイン
חヘット
טテット
יユッド
כハフ[カフ] כּך
לラメッド
מメムם
נヌンן
סサメフ
עアイン
פフェー[ペー] פּף
צツァディクץ
קクフ
רレーシュ
שシン  [スィン] שׂ 
תタヴ


[母音:ニクード]


さて、表を見て疑問に思った人がいるかもしれません。

「ん、子音はわかったけど…母音は?」

そうです、母音はどんな文字なんでしょう?

‥‥

テッテレー!! ヘブライ語には母音の文字はありません!!

ヘブライ語では、母音は文字ではなく、文字の周りに表示されるドットとダッシュで表されます。 これらのドットとダッシュはニクード(נקודות)と呼ばれています。


一部の単語は同じ文字で書かれていますが、ニクードが異なり、発音も異なります。ドットがない場合、発音は文脈によって決定されることがよくあります。 

ヘブライ語を書くときは、母音を使わないでください。母音なしで単語を書くだけです。

英語で例えを考えるとこんな感じなわけです。


How are you? ⇒(母音のない書き方)⇒ Hw r y? 


ニクードで母音記号を表すと次のようになります。
ここではאを使ってみます。

אְ …静かにエ(・が縦に二つ)
אָ אַ …ア(横棒がある文字)
אֶ אֵ …エ(点が横に並ぶ文字)
אִ …イ(・が一つの文字)
וֹ 及び אֹ …オ(上に・がある文字)
אֻ 及び וּ …ウ(下に3点)



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