ヘブライ語のアルファベット
最終更新日:2021年2月17日
ヘブライ語のアルファベット; アレフヴェート
ヘブライ語でアルファベットのことをアレフヴェートといいます。
アレフヴェートは22文字あり、すべて子音文字です。
下にまとめています。
さて、ヘブライ語のアルファベットには注意点が何点かあります。
表をまず見る前に少しチェックしていきましょう。
1. 発音が変わる文字(ダゲッシュ)
ヘブライ語のアルファベットは22文字ですが、表の「変形」の欄に書かれている
4つの文字は ・(ダゲッシュ)がつくことで発音が変化します。
ב (ヴェート) ⇒ בּ (ベート)
כ (ハフ) ⇒ כּ(カフ)
פ (フェー)⇒ פּ(ペー)
ש(シン)⇒ שׂ(スィン)
2. 語末の変化形(ソフィート)
表の語末型(ソフィート)という欄に表示されている文字は、
ソフィートと呼ばれ、単語の最後になると文字が変形します。
כ(カフ)⇒ ך(カフソフィート)
文字の形は変わりますが、発音は変わりません。
このようなルールはアラビア語にもあり、とても似ていますね。
[母音:ニクード]
さて、表を見て疑問に思った人がいるかもしれません。
「ん、子音はわかったけど…母音は?」
そうです、母音はどんな文字なんでしょう?
‥‥
‥
テッテレー!! ヘブライ語には母音の文字はありません!!
ヘブライ語では、母音は文字ではなく、文字の周りに表示されるドットとダッシュで表されます。 これらのドットとダッシュはニクード(נקודות)と呼ばれています。
一部の単語は同じ文字で書かれていますが、ニクードが異なり、発音も異なります。ドットがない場合、発音は文脈によって決定されることがよくあります。
ヘブライ語を書くときは、母音を使わないでください。母音なしで単語を書くだけです。
英語で例えを考えるとこんな感じなわけです。
How are you? ⇒(母音のない書き方)⇒ Hw r y?
ニクードで母音記号を表すと次のようになります。
ここではאを使ってみます。
אְ …静かにエ(・が縦に二つ)
אָ אַ …ア(横棒がある文字)
אֶ אֵ …エ(点が横に並ぶ文字)
אִ …イ(・が一つの文字)
וֹ 及び אֹ …オ(上に・がある文字)
אֻ 及び וּ …ウ(下に3点)

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